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2019新春対談 組織内・吉川さおり参議院議員&喜井広明中央執行委員長
2019/01/01

皆さんの仕事や生活のために政策論議

喜井中央執行委員長(以下、喜井) 新年おめでとうございます。いよいよ決戦の二〇一九年になりました。今年の組織としての最重要課題は吉川さんの必勝です。
 吉川さおり参議院議員(以下、吉川) 明けましておめでとうございます。旧年中は、組合員・退職者の会会員、ご家族の皆さんに、たいへんお世話になり、誠にありがとうございました。
 今年、三期目に向けて挑戦させていただくことを光栄に思います。必死で頑張ります。
 喜井 私たちの多くの職場が第四次産業革命のど真ん中にあることを考えたとき、国会に、労働組合の政策的視点に立って活動する私たちの仲間、吉川さんがいることは、とても心強い。昨年の臨時国会も、参議院のトップバッターとして代表質問。内容と組み立てが、「いいね」でした。
 その中で、就職氷河期世代の課題を提起していましたが、この世代の皆さんの処遇いかんが、日本全体にとっての社会保障制度や経済に大きな影響を与えるのだと、あらためて感じさせられました。
 吉川 ありがとうございます。委員長がご指摘のとおり、第四次産業革命が進展し、私たちの仕事や生活で、IoTやAI、ビッグデータを活用したサービス、高度な技術を使ったサービスが展開されています。
 組合員や退職者の会の皆さんの働き方や生活を様変わりさせる課題であることを十分に意識し、政策論議に臨みたいと思います。
 また、就職氷河期世代の課題は、全世代に関わる課題であり、今後の日本社会を展望すれば、今すぐに対応しなければ手遅れになります。これからも、政府の姿勢をただしていきます。

変革期を迎えるNTTグループ

 喜井 昨年、NTTグループが、二〇二五年に向けて「中期経営戦略」を発表しました。社会や社内におけるデジタルトランスフォーメーション、資源の活用などを通じ、これからの社会的課題を解決していこうというものです。
 吉川 はい。NTTグループには、日本だけでなく、グローバルで技術やサービスを展開していく重要な使命があると思います。
 ただ、今全国各地にお伺いする中で、国内の事業についてあらためてその重要性も強く認識しているところです。
 これまでの歴史を振り返れば、政治的にも、いろいろな課題がありました。また、乗り越えなければならないハードルも、たくさんありました。私は、参議院に議席を預けていただいてからの一二年間、「光の道」構想問題や周波数オークションの是非など国会の第一線で対応させていただいています。NTTに勤務していたときには、まったく実感しなかった政治とNTT事業との関わりですが、これからも、平たんではないと思います。
 喜井 私たちは、これまで「電電公社からの民営化」や「NTT再編成」を経験してきました。その歴史に次ぐ、NTTグループの変革期になるのではないかと考えています。
 今年の七月にはデータ社・コミュニケーションズ社、ディメンションデータ社などがグローバル分野と国内分野などに統合・再編するとしています。
 また、NTT都市開発とNTTファシリティーズによる不動産等を活用した街づくりも進められます。二〇二四年からは、PSTN(加入電話網)のマイグレーションも始まります。
 吉川 NTTグループが大きな変革期にあることを受けとめつつも、そこに働く皆さんにとっては、大きなチャレンジになりますし、NTT労組にとっても大きな挑戦になるのではないでしょうか。
 昨年五月、PSTNのマイグレーションに向けた法改正の第一弾として『電気通信事業法』改正がありました。参議院総務委員会として委員会審査のために、NTT東日本霞ヶ関ビルを視察・意見交換させていただき、与野党問わず多くの議員に取り組みや課題を知っていただけたのは良かったと思っています。

企業本部と連携会社対応を強化

 喜井 大きな変革の時代だからこそ、ていねいな組織対応・組合員対応が重要になってきます。それが労働組合の役割の基本です。
 さて、5Gがいよいよスタートします。次世代通信について吉川さんはどのように見ていますか。
 吉川 NTTグループ、特に、NTTドコモは、5Gに今後五年間で一兆円を投資すると承知しています。
 今年、日本で開催されるラグビーワールドカップでは、5Gのプレサービスを行なうと聞いています。すごく楽しみです。5Gは、その「高速・大容量」「低遅延」「端末の多数化」「省電力」という面から見て、非常に素晴らしい技術だと思います。ただ、一方で電波法との兼ね合い等にも注意を払って総務委員会での対応を続けていきたいと思います。
 喜井 確かにそうですね。
 組合員にとっては、スキル転換や研修の充実なども求められます。
 労働組合としても、「中期経営戦略」やグループ各社の中期計画などを着実に実現するための、人財の確保や研修など、さまざまな視点から企業本部とも連携し、会社対応を強化していきます。

5G時代の情報通信政策

 喜井 事業課題と合わせ「情報通信政策」の動向も気になります。すでに、総務省は、「電気通信事業分野における競争ルール等の包括的検証」を行なうため、情報通信審議会・電気通信事業政策部会に、体制を確立しました。今年六月には答申が出される予定です。
 吉川 はい。二〇二〇~三〇年頃には、ネットワークのフルIP化・仮想化の進展やワイヤレスIoT機器の普及・進展等によって、光・5Gが、いろいろな産業の基盤として実装されていることが想定されます。
 また、GAFA(グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾン)に代表される世界的なプラットフォーマーがICT分野を席巻する中で、日本の情報通信政策がどうあるべきか、国としてのビジョンや政策をもっと明確にしていかなければなりません。
 喜井 吉川さんは、昨年五月の『電気通信事業法』改正の際、総務委員会で、総務大臣の見解をただしていましたね。
 吉川 はい。これまで、NTTのようなナショナルフラッグキャリアに厳しい規制を課し、競合事業者の新規参入を促すことで通信市場の活性化を図るといったネットワークレイヤーに閉じた競争政策に終始してきた感は否めません。
 ICTによって、世の中の産業構造全体が変化していく中で、旧来型の制度をベースとするのではなく、これまでの競争政策はいったん棚卸しした上で、ネットワークレイヤーに縛られない新たな領域への通信事業者の積極的な挑戦を促し、グローバルICT市場の上位レイヤーでも、世界と互角に戦えるようなプレーヤーを育てるといった観点での政策を大胆に打ち出していく方向にシフトしていくべきだと指摘しました。
 総務大臣からは、ICTを取り巻く環境の変化をふまえ、上位レイヤーや国際展開も視野に入れた施策に取り組むとの答弁がありました。
 喜井 さまざまな論点があると思いますが、NTT労組の基本は、組合員の雇用を第一義に、広く利用者・国民の生活に寄与する情報通信の発展にあります。
 吉川 同感です。その上で、どの課題も非常に重要であり、常に意識しているところです。私の役割は、NTT労組等と連携した対応を国政の場で進めることだと認識しています。

政治の場から防災・減災対策

 喜井 昨年は、相次ぐ災害に、国民は疲弊していました。
 NTT労組は、被災者支援カンパに取り組み、退職者の会の皆さんから頂いた約三五〇〇万円を含め、トータルで約八四〇〇万円を集約しました。
 ここで、ご協力いただいた組合員・退職者の会会員、社員等の皆さんに感謝申し上げます。
 ところで、吉川さんは、災害や防災についての質問も国会で多くしていますね。
 吉川 初当選時の最初の配属が、総務委員会と災害対策特別委員会でした。
 総務省は、消防庁を所管している関係から、災害対策特別委員会と共通する課題も多いのです。
 災害対策特別委員会での初質問は、二〇〇八年四月ですが、以降一〇年間で、継続的に政府の見解をただしてきました。
 喜井 「東日本大震災」の時には、被災地に視察にも行かれていましたね。
 吉川 二〇一一年四月一一~一二日に、被災地を訪問し自治体や避難所で伺った内容をふまえて、四月一三日の委員会で政府の見解をただしました。
 「東日本大震災」では、大津波等によって、各種インフラが一時期ほぼ使用不可能になりました。
 私は初当選以来、国民の生命・身体・財産を守る政治を信条の一つとして質問に立ち続けていますが、あの時ほど、命を守り、命をつなぐ通信インフラの重要性をかみしめ、政治に求められる使命の大きさを痛感したことはありません。
 その後も、「熊本地震」「平成三〇年七月豪雨」「北海道胆振東部地震」など、災害が絶えませんし、今後においても、いつ、どこで災害が発生するか分かりません。
 ですから、国民の生命・身体、財産を守るため、政治家の立場として、しっかりと防災・減災対策に取り組んでいきたいと思います。また、各地の復興・再生に向けて、被災地の皆さんに寄り添いながら対応していきます。
 喜井 安心・安全を優先する国の方針を期待しています。

2019年の決意

 喜井 それでは、二〇一九年のスタートにあたり、決意をお願いします。
 吉川 NTTグループに勤務した者の一人として、私の原点はあくまで職場です。その立ち位置を大事にしながら、長く続く一強体制から、真に勤労者・生活者・納税者の視点に立った政治を行なうため、そして立法府である国会でしっかりと議論できる緊張感とバランスのある環境をつくるため、これまで以上に、原点と初心に立ち返りながら活動を続けてまいります。
 情報労連・NTT労組の仲間・諸先輩の皆さん、さらには、他産別等のご支援いただいている皆さんが求める社会の実現に向けて、しっかりと政策論議に取り組んでいきます。今後とも全国各地の皆さまのご指導ご鞭撻べん たつをたまわりますよう、よろしくお願い申し上げます。
 喜井 私たちNTT労組は、吉川さんとしっかり手を組んで、今年七月の決戦に臨みます。


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