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第24回中央委員会『議案』のポイント 中央本部・平田事務局長インタビュー
2019/01/12

◆基本的考え方
 編集部 NTT労組は、2019春闘で、「NTT労組に結集するすべての働く仲間の『底上げ』を意識し、賃金をはじめとする諸制度をトータルで捉えた労働条件改善に取り組む」としています。
 平田事務局長(以下、平田) 連合は、2019春闘で、労働組合がしっかり賃金を引き上げていくことで、組織化されていない労働者も含めた社会全体の賃上げに波及させていくとしています。これは、すべての雇用形態の月例賃金の「底上げ」を実現し、経済を循環させていこうという考えです。
そこに、NTT労組も一単組として参画していくことで、相乗効果を生み、社会的役割を果たしていきます。
 編集部 NTT労組は、これまでの春闘で、60歳超え雇用者・有期雇用者の「底上げ・底支え」をキーワードに取り組んできました。
 平田 確かにそうですが、この五年間、有期組合員等の月例賃金要求については、厳しい結果となりました。その総括と課題を2019春闘に生かさなければなりません。
 編集部 2017春闘の総括で、これまで改善に至らなかった労働条件等については、「通年的な労使間論議を行なう」としましたが。
 平田 有期組合員等の処遇改善については、春闘という限られた中での取り組みと、通年的な制度改善を含めた労使間論議を分けて取り組んでいかなければならないと考えています。
 これまでの通年的な処遇改善としては、①「サポート手当」②「福利厚生の基本項目」③今年4月に導入予定の「福利厚生の長期支援項目」――があります。これらは、春闘以外の通年的取り組みによって、手当や制度の底上げを行なってきたものであり、一定の成果だと考えています。

◆具体的要求の考え方
 編集部 2019春闘の具体的要求の考え方を教えてください。
 平田 2019春闘要求のポイントは、正社員、60歳超え・有期雇用等、すべての雇用形態の組合員の「年間収入の2%改善」を基本に要求するということです。
 編集部 情報労連加盟組合をはじめ、多くの単組の要求は、「月例賃金の2%」です。NTT労組の要求は、なぜ、「年間収入」としたのですか。
 平田 何としても、60歳超え(時給制)・有期組合員等への要求を獲得し、「底上げ」を実現したいという思いからです。
 年間収入には、基本賃金のほかに各種手当や、特別手当、一時金などがあります。年収を引き上げるという考え方に立って交渉することで、すべての仲間の「底上げ」を図りたいと考えます。
 編集部 要求をこれまでの「額」から「率」としたことにも関連するのですね。
 平田 月例賃金を同額要求にして、改善できなかったことを重く受けとめ、昨年と同じ要求内容では極めて厳しいとの認識から、月例賃金の、同「額」ではなく、年間収入の同「率」要求とする2019春闘方針(案)を提起しました。
 編集部 具体的な要求内容についてはいかがですか。
 平田 中央本部は、主要8社の正社員の「基準内賃金」(資格賃金・加給)と「成果手当」という、共通する賃金項目の2%の改善要求を提起しています。
 中央本部が、主要8社の正社員の月例賃金を要求するということは、当然、グループ会社の正社員への要求を同様の考え方で組み立てるということです。有期組合員等においても月例賃金改善を第一義に要求を組み立てるよう、各企業本部に要請しています。

◆「同一労働同一賃金」
 編集部 「同一労働同一賃金」についてもお聞かせください。
 平田 昨年秋に組織的論議を行ない、取りまとめた「NTT労組の考え方」をもとに、会社側に求めていきます。その中で、制度改善論議や各種手当に対する考え方などの労使間論議を行ない、2020年4月の法施行を展望した取り組みとする考えです。

◆取り組みの進め方
 編集部 2019春闘の取り組みにあたっては、中央本部と企業本部の役割分担と連携が重要になりますね。
 平田 NTTグループには、さまざまな雇用形態があり、各社における位置付けや役割等によって賃金や労働条件も異なります。そのため、対応する企業本部が要求を組み立て、交渉を行ないます。
 2019春闘の要求実現に向けては、より多くの交渉時間の担保が必要となります。中央本部としても、企業本部と連携して、効果的に交渉の積み上げを検討したいと思います。
 編集部 2019春闘では、「ストライキ設定は交渉状況を見極めて判断する」としています。
 平田 要求の考え方を変えたということは、それに合わせて戦術も検討する必要があります。2019春闘では、ストライキを判断するポイントを事前ではなく後ろに置くということです。労使交渉を行ない、連合のヤマ場(3月13日)ゾーンにおける交渉状況を見極めて、ストライキ設定を判断したいと思います。
 会社の業績が堅調であるということ、そして、これまで5年間の春闘で、自主交渉・自主決着を図っていることなど、さまざまな経過と背景をふまえ、新たな対応を模索しながら2019春闘を闘っていきたいと思います。

◆終わりに
 編集部 最後に、組合員の皆さんへメッセージをお願いします。
 平田 2019春闘は、それ以降の通年的取り組みと来年の2020春闘も展望しながら、次にもつながる要求・交渉を行なうことに、意義があると考えています。そして、今春闘で要求を獲得することが、組合員の皆さんに成果と結果をもたらすことにつながっていくのです。
 皆さんの積極的な参加・参画をお願いします。

 


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 今週の1~2面では、「2019春季生活闘争方針」確立に向けて、1月10日から始まった各企業本部の総対話もようと、第24回中央委員会『議案』提起の考え方をはじめ、2019春闘要求の考え方や取り組みの進め方について、中央本部・平田事務局長へのインタビューもようを掲載しています。また、1、4~5面では、これかから退職を迎える皆さんへ「NTT労組退職者の会」の概要や会員サービスなどを紹介しています。

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