Grassroots

安全労働の推進を
2018/03/03
 人身事故の報告があった。事故状況を聞くたび、被災者の立場、一緒に作業した立場、発注・元受けの立場、そして、被災者の身内の立場になって考える。どの立場でも、事故を起こさないために「どうすべきか」を考えるはずだ。私は、電報課から線路宅内課へ職転し安全意識を強く持つようになった。ヒヤリハットは、重大事故を防ぐために重要である。根拠となる「ハインリッヒの法則」は、一つの重大事故の背景には29の軽微な事故と300の異常が存在するというもの▼中央委員会・委員長あいさつは、取り巻く環境・春闘・政治をメインに訴えたが、平田事務局長提案では、一般経過報告の二つ目に「労働安全衛生」の現状と課題・取り組みを報告。「委員会宣言」では、「緊急・労働安全衛生強化期間」の設定と強い危機感の下での安全対策の徹底・強化を盛り込んだ。さらに、春闘要求提出にあたっては、各社の交渉委員に対し、労働組合としての緊急安全対策の対応とともに「引き続く安全労働の推進」を強く求めたところである▼厚生労働省の安全課が発表した2017年の労働災害発生状況(2018年2月速報)では、死傷者数が対前年2755人増の11万4842人、死亡者数は対前年43人増の917人。事故の型別発生状況では、転倒2万6946人、墜落・転落1万9528人、動作の反動・無理な動作1万5094人で、以下、「はさまれ・巻き込まれ」「切れ・こすれ」「交通事故」の順である。報告されたものだけであろうが、いずれも増加していることに問題意識を持つ▼国会では「働き方改革」の論議が進んでいる。さまざまな問題点・課題を内包しており、労働者の立場、労働組合の立場から対応が必要だ。「働き方」を働く側から見れば、長時間労働の是正、過労死をさせない、不払いは認めないなどと合わせ、安全労働の推進も欠かせない視点だと考える。

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 今週の1面では、第1回企業本部委員長会議で意思統一した「2018年度年間大綱」のポイントを、中央本部・平田事務局長に聞きました。また、国連が提唱し全世界で取り組まれているSDGs(持続可能な開発目標)のポイントを紹介や、第25回参議院議員選挙におけるNTT労組組織内予定候補・吉川さおり参議院議員を応援するりんごから生まれた妖精!?「さおりんご」――等について掲載しています。

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