勤務年数の半分が組合役員でした。初めて全国大会に参加したのは山岸章委員長（初代連合会長）のときで、小森正夫書記長のていねいな答弁と姿勢に感動したのを覚えています。当時の労働学校「団結の家」の一ヵ月合宿生活も思い出です。
　役員退任時は千葉支店分会長（当時の組合員は一四〇〇人）で、連合千葉地域協議会の初代事務局長から二代目議長までの役職を兼務していました。

消防操法大会の視察

立憲民主党の街宣活動

　役員退任後の会社業務でうれしい思い出としては、他部門に迷惑をかけた社員から相談を受けて謝罪の対応をすると、ほとんどが「あっ、分会長ですか」という反応で収まったことです。役員経験の効能ですね。
　自治会長ＯＢ有志の要請を受け、五四歳で酒々井町の議員になりました。成田市と佐倉市に挟まれた人口二万人の小さな町で、明治二二年の合併以来、全国一の古い町です。
　高度経済成長の乱開発を逃れた自然豊かな環境は、今では注目されています。自宅勤務が基本となったＮＴＴの皆さんにお勧めの居住地です。今後も、持続可能な財政力と自然を生かした街づくりが使命と心得ています。

（NTT労組新聞2022年7月23日号　掲載）