「誰もがやりたいことができる社会にしたい」──私が抱き続けてきた思いです。
　二〇〇六年にＮＴＴデータ・イントラマートに入社。人事担当として社員が仕事とプライベート・家庭を両立できる環境づくりに取り組んできました。
　そこで、育児休業を取得した女性社員から「保育園に入れず仕事に戻れない」と相談を受け、育児問題やジェンダーで、やりたいことができない社会はおかしい。「誰も変えてくれないなら私がやる！」と決意。地域から社会を変えるために政治家をめざし、二〇一一年、台東区議会議員に初当選しました。

ママインターンとの打ち合わせ

子育てに関するヒアリング

　子供、女性、ＩＣＴを基本に、病児保育や多胎児支援などさまざまな政策を提案、実現してきました。また、ＩＴ系企業にいたことで、議会や行政のＩＣＴ化の遅さを強く実感。ＮＴＴの勉強会に参加し、ＲＰＡを導入しました。これは私がやった！　と胸を張って言える政策の一つです。
　この一月に第二子を出産。現役で出産・子育てを経験しているからこそできる行政の改善・提案で、子育てをつらいと思う人をなくしたい。果てしないですが、私の野望です。

（NTT労組新聞2023年4月8日号　掲載）