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  • 石橋みちひろ

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屈辱の日

 1945年4月1日、沖縄本島に上陸した米軍は、5日にニミッツ布告を公布。以後、沖縄は米軍の占領下に置かれ、事実上、日本と切り離された。 戦後となる1951年9月8日、サンフランシスコ市で対日平和条約(サンフランシスコ講和条約)が調印され、1952年4月28日に発効。これにより、日本は米軍の占領を解かれ、主権国家として再スタートした。

 しかし、沖縄については、第三条で「北緯29度線以南の南西諸島や小笠原諸島などをアメリカ合衆国の信託統治領とする」と決められ、引き続き、アメリカの統治下に置かれることとなった。これには「沖縄が引き続きアメリカ占領下に置かれることを希望している」旨の昭和天皇メッセージの密約文書が深く関係しているとされている。

 日本が沖縄を切り捨て、米軍統治が継続することとなった4月28日を沖縄県民は「屈辱の日」と呼び、平和運動や復帰運動がスタートした日となった。


事実を知る必要性

 凄惨 を極めた沖縄戦、すべてを失った収容所での生活、先祖代々から受け継いだ土地の強制接収、日本からの切り離し――。その後も幾多の苦難を乗り越えて今の沖縄がある。しかし、在沖米軍基地の課題、米軍・米兵による事件・事故、『日米地位協定』の課題など、多くの課題は未解決のままだ。

 私たちはこうした事実を知り、広く伝え、解決と恒久平和の実現に向けて考えなくてはならない。

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